こんにちは。伊原行政書士事務所の伊原です。
今回は、実際にご相談いただいたケースをもとに「誓約書の持つ力」と「再構築という選択」についてお話しします(※プライバシーに配慮し内容を一部編集しています)。
奥様からのお問い合わせは、一通のメールから始まりました。「夫が不倫をしていました。本人は反省しているようですが、私はどうしてもこのまま流すことはできません。子供もまだ小さいので、すぐに離婚というより、まずはきちんと責任を取らせたいと思っています」
この段階では「示談書」か「誓約書」かを迷っておられましたが、不倫相手とはすでに連絡が取れなくなっていること、今回の責任をしっかり夫自身に問いたいとのことで、夫に誓約書を書かせるという選択をされました。
奥様の中でも葛藤はあったと思います。裏切られたという深いショック。信頼関係を壊された痛み。しかし、お話を重ねる中で見えてきたのは、まだ完全に信じたい気持ちが残っていることと、子供にとっては、できれば父親としての役割を果たしてほしいという願いでした。
完成した誓約書には、以下のような条項が含まれていました。
・不貞行為についての謝罪
・今後、異性との不適切なやり取りを一切行わないこと
・同じような行為を繰り返した場合には慰謝料を支払うこと
・夫婦関係を再構築する努力をすること
これはただの書類ではありません。奥様にとっては「夫に誠意を見せてもらうための第一歩」であり、ご主人にとっては「再発を防ぐ自戒と約束」でもあります。
なぜ、このご夫婦は誓約書を作って再構築する道を選んだのか?それは、やり直したいという気持ちがゼロではなかったから。そして、もう一度信じるための“根拠”が必要だったからです。口先だけの「もうしない」では信じられない。でも、きちんと文書で形にすることで、もし約束を破ったらどうなるかが明確になり、奥様はようやく少し安心できるようになったとお話しくださいました。
誓約書は、過去を帳消しにするための道具ではありません。これからの関係を築き直すための土台として、とても有効です。離婚しない=許す ではなく、信頼回復のために具体的なステップを踏むことが、再構築にとって不可欠なのです。もし同じような状況で悩んでいる方がいらっしゃれば、一人で抱えずに、ぜひお問い合わせください。あなたにとって一番納得のいく選択をサポートいたします。
※本記事は個別事例を参考に再構成したものであり、すべてのケースに当てはまるわけではありません。
弊事務所では、示談書や誓約書の作成代行を、1通8,800円~というリーズナブルな価格で承っております。お気軽にお電話またはメールにてお問い合わせいただければ幸いです。遠方にお住まいのお客様にも、電話やメールでの対応が可能ですので、どうぞ安心してご連絡ください。
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