誓約書は夫婦関係を壊す?それとも守る?

2025年09月12日 17:39

夫婦の間で誓約書を作るというと、少し物々しい響きがあるかもしれません。そんな書面まで交わさないといけないの?と感じる方もいれば、だからこそ必要なんだと考える方もいます。

実際、誓約書は夫婦関係を壊すものでしょうか?それとも守るものなのでしょうか?

誓約書=信頼の崩壊ではない

誓約書の作成を提案したとき、相手から信用していないのか?という反発があることがあります。確かに、信頼が揺らいでいない状況であれば、紙に書いて約束を残す必要はないのかもしれません。しかし実際には、「不倫」「暴力」「金銭問題」など、夫婦関係に重大な問題が起きた後に誓約書を作るという選択肢が登場することがほとんどです。

この場合、すでに信頼関係は揺らいでいるため、誓約書は信頼がない証拠ではなく、再構築のための土台として意味を持ちます。

誓約書が夫婦を守る3つの理由

では、なぜ誓約書が「夫婦関係を守る」ことにつながるのでしょうか。

1. 約束を「見える化」する
口約束はどうしても時間とともに薄れてしまいます。誓約書にして文字に残すことで、「こういう約束を交わした」という事実が夫婦双方に共有され、安心感を生みます。
2. 感情のぶつかり合いを防ぐ
問題が再燃したとき、「言った・言わない」でさらに対立が深まることがあります。誓約書は「過去に合意した基準」を示す役割を持ち、余計な口論を防ぐ効果があります。
3. 「最後のライン」を示す
誓約書には違反時のペナルティや離婚に関する取り決めが盛り込まれることがあります。これは「ここまで破ったら、もう関係を続けられない」というラインを明確にするもの。曖昧なまま続けるよりも、かえって夫婦関係を安定させることにつながる場合があります。

実際に誓約書を作った夫婦の声

弊事務所にご依頼くださったご夫婦の中には、こんな感想をいただくことがあります。

・「書面にしておいたから、相手を疑う気持ちが減った」
・「約束を守る姿勢が伝わってきて、少しずつ信頼が戻った」
・「離婚のためじゃなく、もう一度やり直すための一歩になった」

誓約書は関係を壊すのではなく、関係を再構築するためのきっかけになることが多いのです。

誓約書は「夫婦関係を守るためのもの」

誓約書は「夫婦関係を壊すためのもの」ではなく「夫婦関係を守るためのもの」として活用できます。もちろん、作成の際には一方的な内容ではなく、公平性や実現可能性を重視することが重要です。

「壊す」ではなく「守る」ために。

誓約書は夫婦にとって、再スタートのための強力なツールとなり得ます。

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示談書作成代行は1通8,800円(税込)〜というリーズナブルな価格で承っております。ご家庭に合った条項づくりに不安がある場合は、どうぞお気軽にお電話・メール・LINEにてお問い合わせください。遠方にお住まいの方でも、電話やメールで対応可能ですのでご安心ください。

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